近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯による浸水リスクが高まり、
工場・倉庫・商業施設・建設現場などで浸水対策の見直しが進んでいます。
浸水対策製品にはさまざまな種類がありますが、
「結局どれを選べばいい?」
「設置しやすいのは?」
「人手が少なくても対応できる?」
と迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、代表的な止水対策である
・土のう
・止水板
・水のう
それぞれの特徴や向いている現場について、比較しながら整理します。
目次
代表的な3つの浸水対策方法とは
まずは3種類の浸水対策方法の特徴を整理してみましょう。
※スマートフォンでは左右にスクロールしてご覧ください。
| |
特徴 |
強み |
注意点 |
土のう
 |
昔から使われる定番対策 |
安価・調達しやすい |
重く、運搬や設置に人数が必要 |
止水板
 |
出入口などを物理的に塞ぐ |
・高い止水性能 ・常設しやすい |
・設置場所が限定される ・初期費用が高め |
水のう
 |
水を入れて膨らませるタイプ |
軽量保管・短時間設置 |
水漏れが起きると機能を失う |
◆各対策の比較
| |
土のう |
止水板 |
水のう |
| 初期コスト |
◎ |
△ |
△ |
| 設置スピード |
△ |
◯ |
◎ |
| 設置人数 |
△ |
◯ |
◎ |
| 柔軟な配置 |
◎ |
△ |
◯ |
| 繰り返し利用 |
△ |
◎ |
◯ |
| 保管性 |
△ |
◯ |
◎ |
| 広範囲対応 |
◯ |
△ |
◯ |
| 向いている場面 |
応急対応 |
常設・定位置 |
臨時・反復対応 |
【土のう】とにかくすぐ用意したいときに!
メリット
・比較的安価
・必要な場所に柔軟に配置しやすい
・局所的な対策に対応しやすい
デメリット
・重量があり人手が必要
・設置に時間がかかる
・使用後の処理が負担になりやすい
・保管スペースを取る
向いているケース
・まずは低コストで備えたい
・緊急時に臨機応変に対応したい
・人手を確保しやすい現場
・不整地や細かい場所にも対応したい
土のうは、いわば 「身近で柔軟な対策」 です。
一方で、重量があり、運搬や設置に人手が必要になるため、毎回大量に使用する場合、運用負担が大きくなる可能性があります。
【止水板】常設・高性能を実現!
メリット
・繰り返し使用しやすい
・見た目が整いやすい
・常設・半常設運用にも向いている
デメリット
・設置箇所が限定される
・段差や地面状態の影響を受けやすい
・広範囲対策には不向きな場合がある
向いているケース
・守る場所が明確に決まっている
・常設・半常設で運用したい
・建物や設備の景観も重視したい
・出入口や搬入口を重点的に守りたい
止水板は、 「定位置をしっかり守る対策」 に向いています。
ただし、設置場所や地面条件によって施工方法が変わるため、事前検討や初期費用が必要になるケースもあります。
【水のう】「軽量保管」と「短時間設置」を両立
メリット
・軽量で保管しやすい
・設置が比較的簡単
・緊急対応に向いている
・少人数でも扱いやすい
デメリット
・製品によって性能差がある
・地面状況によっては固定が必要
・小型タイプは数量が多く必要になる場合がある
向いているケース
・保管スペースを抑えたい
・短時間で展開したい
・少人数で対応したい
・臨時・反復的な浸水対策を行いたい
水のうは、 「緊急時に展開しやすい対策」 といえます。
一方で、製品によってサイズ・耐久性・設置方法に違いがあるため、使用環境に合った製品選定が重要です。
◆水のうにも様々なタイプがある?
水のうには、小型タイプを複数並べるものと、長尺タイプを広げて使用するものがあります。
用途や運用方法によって、向いているタイプは異なります。
弊社では、15mを1本で守れる水のう「タイガーダム」を取り扱っています。
連結して使用できるため、広範囲を守りたい現場に最適です。
すでに全国の自治体でご採用いただいており、導入事例も着実に増えております。
まとめ
あなたの現場に合った浸水対策は見つかりましたか?
浸水対策には、それぞれ異なる特徴があります。
・柔軟性や低コストを重視するなら「土のう」
・定位置をしっかり守りたいなら「止水板」
・保管性や展開性を重視するなら「水のう」
など、現場環境や運用方法によって適した製品は変わります。
重要なのは、「どれが優れているか」ではなく、
・どこを守りたいか
・何人で対応するか
・どのくらいの頻度で使うか
・保管スペースを確保できるか
を整理したうえで選定することです。