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TAKAMIYA Magazine タカミヤグループの「今」がわかるWebマガジン

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次世代工事の受注を原動力に、Iqシステムの普及を推進。やがては業界の変革へ。[営業戦略を変革する工事部のチャレンジ]次世代工事の受注を原動力に、Iqシステムの普及を推進。やがては業界の変革へ。[営業戦略を変革する工事部のチャレンジ]

業界にブレイクスルーを起こす『Iqシステム』。
次世代工事の受注によって、その普及を推進。

エスアールジータカミヤ株式会社 執行役員 営業副本部長兼工事部長 川上 和伯

もともとバブル期以前は、各ゼネコン内に仮設機材センターが備わっていました。しかし、バブル崩壊後の民間工事の激減によって業界内のリストラが進行すると、ゼネコンの機材担当部署が真っ先に切り離され、仮設機材が売却される流れとなったのです。そこで、その機材を自社資産とするために購入したのが、一部の鳶工事会社です。それによって、鳶工事会社が現在で言う材工(材料支給・設置解体工事)という契約形態で仕事を請け負いはじめました。
それまでゼネコンと直接取引していたSRGタカミヤですが、鳶工事会社が材工を行うケースでは、元請けとの取引が不可能になったのです。そのまま手をこまねいていてもジリ貧の状況。そこで私たちは、機材に新しい価値を加えることを考えました。そうして生まれた戦略商品の最たるものが、次世代足場の『Iqシステム』です。

『Iqシステム』は、現場の職員や躯体業者からは好意的に受け入れられましたが、やはり自前の仮設機材を持つ約半数の鳶工事会社にはなかなか受け入れられませんでした。次世代足場がデファクトスタンダードになってしまえば、自分たちの機材が使えなくなってしまいますから。しかし、『Iqシステム』をはじめとする安全性に優れた機材の推進は、建設業界全体のメリットにもつながるはずです。そうした考えのもとに2010年、足場工事の受注・施工管理を目的に設立されたのが、私たち工事部です。受注した現場では、基本的にすべて『Iqシステム』を導入することで、デファクトスタンダードの奪取を推進しています。現在、パートナーである鳶工事会社は35社。いずれは全国100社にまでネットワークを広げ、ともに新しい足場で現場を塗り替えていければと考えています。

太陽光発電太陽光発電

メーカーであるホリーと連携のもと、
アグリ、太陽光発電など幅広く次世代工事を受注。

工事部では、足場工事だけでなく各種次世代工事についても積極的に受注していく方針です。特に、アグリ(農業)関連のハウス、水耕栽培棚、農業関連施設・設備の組立や施工、太陽光架台の設置・電気工事などは、グループの製品開発を担うホリーとの連携によって、製品の販売と施工をワンストップで受注することも可能です。販売だけではなかなか商談が進まないケースもありますから、グループ連携によって互いにサポートしつつ販路を拡大していければ理想的ですね。また、もともとはホリーの製品の販売支援という形でしたが、最近では工事のみを請け負うケースも増えてきています。

大阪城のプロジェクションマッピング投影用の小ピラミッド

大阪城のプロジェクションマッピング投影用の小ピラミッド

その他にはタイル補修やイベント設営、鉄筋・型枠工事、土工事、それに結婚式場の内装工事や鉄道車輛基地の一部施設の解体、そして増築建築一式工事等も請け負っています。
変わり種では、大阪城のプロジェクションマッピング投影用の小ピラミッドの建設なども手がけました。現在はまだ足場の材工を中心に活動していますが、いわゆる「サブコン」をめざして工事部を拡大していくためにも、足場のみ、型枠のみ…といった専門業ではなく、より幅広い仕事に注力していかなければならないと感じています。

目標は、設立10年で
売上100億円。
今求めるのは、各セクションを
率いる将来のリーダー。

新たな工事に広く取り組んでいくためには、建築一級施工管理、土木一級施工管理などの資格や、鉄筋や型枠施工、タイル補修などの経験を有する人材が必要になってきます。工事部の目標は、設立10年となる2020年までに売上100億円を達成すること。その売上規模であれば、部署の人員体制は100名ほどになるでしょう。まだまだこれから成長する部署ですので、拡大に伴い、建築・土木・イベント・アグリ・環境などの各セクションに分かれていくことが想定されます。それまでに自らの得意分野を見つけ、専門性を高めていき、いずれは各セクションの部課長として活躍していただける人材を今まさに求めているところです。

もちろん、工事部の最大目標である『Iqシステム』推進のためには、その原動力となる施工管理経験者が不可欠です。受注すれば100%出荷できる状況ですから、受注後の施工管理を無事故かつ工期厳守で確実に行い、リピーターを増やしていくことが何よりも重要です。全国の鳶職人の方々をパートナーとして、安全性の高い『Iqシステム』をデファクトスタンダードに押し上げていくことは、SRGタカミヤグループとしても、建設業界としても大きな責任を伴う取り組みです。商社化が進むゼネコン、現場を担う鳶工事会社とともに、業界の変革を推進していければと考えています。

エスアールジータカミヤ株式会社 執行役員 営業副本部長兼工事部長 川上 和伯

プロフィール

エスアールジータカミヤ株式会社
執行役員 営業副本部長兼工事部長

川上 和伯

1990年に入社後、機材センター勤務を経て営業部へ配属され、名古屋支店長、東京支店長を歴任。2005年には東京支店長に加え、建築分野での営業責任者である営業第一部長を兼任し、新卒採用としては最年少での執行役員就任を果たす。2010年、部長として工事部設立に奔走。足場施工業者を募っての協力会の組成、安全管理、予算管理など、現在の工事部の基礎を築いた。

※社名は公開当時のままで掲載しております。所属・役職名は公開当時のもので、異動・退職している場合もありますが、ご了承ください。