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TAKAMIYA Magazine タカミヤグループの「今」がわかるWebマガジン

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[グループの強みを活かした成長戦略]デファクトスタンダード奪取から海外への展望まで。すべてが連動した成長戦略。エスアールジータカミヤ株式会社 取締役 兼 執行役員経営企画室長 安田 秀樹[グループの強みを活かした成長戦略]デファクトスタンダード奪取から海外への展望まで。すべてが連動した成長戦略。エスアールジータカミヤ株式会社 取締役 兼 執行役員経営企画室長 安田 秀樹

メーカーが機材供給を、地域の子会社が拡販を担い、
『Iqシステム』を不動のデファクトスタンダードへ。

中期経営計画でも掲げている通り、ここ3~5年のタームにおいては、次世代足場『Iqシステム』によるデファクトスタンダード奪取が最重要課題です。2020年以降、国内の建設需要が減少するのは間違いなく、そうなれば大手ゼネコンにさらに仕事が集中することになります。そうなったときに営業戦略を優位に進めるための下準備として、今のうちに『Iqシステム』によるデファクトスタンダードを確立しておく必要があります。
すでに『Iqシステム』製造元であるホリーのグループ化によって製造・販売・レンタルの一貫体制が構築され、機材供給面での優位性は築きつつあります。これをより強固にするために、2015年4月にはSRGタカミヤとホリーの営業部門を統合させます。ホリーがメーカー機能に特化することで役割の振り分けが明確になり、製造効率アップの追求による原価引き下げを促進していけるものと期待しています。

『Iqシステム』の拡販にあたって重要な役割を担うのがイワタ、新建ナガキタなどの地域レンタル子会社です。SRGタカミヤグループでは大手との取引だけではなく、地域ゼネコンや建設業者からの売上もかなりの割合を占めます。直接の顧客は地域ゼネコンでも、実際に使用するのは現場のとび職人の方々です。現場の方に受け入れられなければ、ゼネコンも導入に消極的になってしまう。だからこそ、クチコミの拡散源である地域ゼネコンや建設業者に直接売り込んでいける地域レンタル子会社の存在は非常に重要なのです。
『Iqシステム』のレンタル数はすでに100現場を越えており(2014年12月時点)、販売等の引き合いも順調に高まっています。スタートとしては上々。ホリーの生産体制も拡張しつつあるので、4月からはかなりの増産が見込めるものと思います。地域レンタル子会社を含む営業部門には、ハイペースで走ってもらわなければなりませんね。

開発製造会社

SRGタカミヤグループ紹介(1)

開発製造会社

ホリー、ホリー・コリア、
ホリー・ベトナム

2015年4月、ホリーの仮設営業部門をSRGタカミヤに移管することによって、ホリーは開発・製造に特化。メーカーとして、より安全性・施工性・経済性を追求した機材の開発を行い、ブランド確立を目指す。また、『Iqシステム』に続いて柱となる環境関連商品の開発も急務。

地域レンタル子会社

SRGタカミヤグループ紹介(2)

地域レンタル
子会社

イワタ、新建ナガキタ、
タツミ、ヒラマツ、青森アトム

『Iqシステム』を業界標準にしていくために、地域建設業者・ゼネコンに対して供給していく重要な役割を担う。効率・汎用性の高い『Iqシステム』は、今後建設需要が減衰していくと予測される地方のニーズにもマッチしている。

ビッグプロジェクトへの
参入を見据え、
特殊工事会社に
あらゆる経営資源を投資。

もうひとつの課題は、これからピークとなる首都圏を中心とした再開発や東京五輪、リニア新幹線などのビッグプロジェクトへの参入です。これについてはトンネル工事のトータル都市整備、型枠のネクステックなど、特殊工事会社を活用しての技術提案に期待しています。いずれの特殊工事会社もまだまだ会社としての規模は大きくありませんが、「成長性は非常に高い」と見ています。単なる価格競争に陥ってしまうのを防ぎ、技術的な強みを活かして受注確率を高めていくための切り札になってほしいと考えています。現在は、人材や資金などあらゆる経営資源を投資し、さらなる成長を促しています。

「可能性がある」と判断すれば、一気に進めていくのが私たちのスタンス。企業規模、それに市場におけるシェアの拡大を遂げた暁には、型枠の下に支保工を組む、トンネルの開口部に足場を組むといったように、SRGタカミヤグループとしてトータルでの受注を図ることが可能となるでしょう。SRGタカミヤグループにとっての心強い武器となって、グループシナジー効果を高めてくれると確信しています。

特殊工事会社(土木)特殊工事会社(土木)

SRGタカミヤグループ紹介(3)

特殊工事会社(土木)

トータル都市整備、
SNビルテック、ネクステック

シールド工事用仮設機材レンタルを担い、トンネル工事に関するノウハウを有する「トータル都市整備」、ビル建設の地下工事などで重量支保工を用いた工事を得意とする「SNビルテック」、港湾関連資材を扱う「ネクステック(旧・アサヒ工業 ※2016年4月社名変更)」がある。いずれもリニア、首都圏地下工事、港湾防災工事などで、今後本格稼働していく事業。

horyhory

そして、舞台はグローバルへ。
海外の売上比率拡大を図り、さらなる成長を目指す。

「『Iqシステム』によるデファクトスタンダード奪取」の次の戦略としては、「海外に向けてどう展開していくか」というところに尽きると思います。ホリーは、国内の仮設業界においてはすでに高品質のブランドイメージを確立しているものの、海外ではまだまだ認知度が高いとはいえません。SRGタカミヤグループがグローバル展開を進めていくにあたっては、ホリーブランドを海外にもアピールしていき、「仮設機材はホリー」と言っていただけるよう取り組んでいきたいと考えています。
グローバル展開には、10年以上前からベトナムに拠点を構える設計会社キャディアンも大きな力となってくれるでしょう。事実、ホリーのベトナム工場を迅速に立ち上げられたのは、キャディアンベトナムの存在があったからに他なりません。また、海外に事業を展開する国内ゼネコンからの受注獲得時にも、大きな武器となってくれることと思います。単なる通訳ではなく、現地のワーカーとの間に入って活躍できる語学力と技術力を兼ね備えた人材は、とても貴重ですから。
国内よりも海外の方が売上比率として大きくなっていかなければ、次の成長はありえません。今後もM&Aについて引き続きアンテナを張りながら、海外にも目を向けて事業領域を拡大していければと考えています。グループシナジーを発揮するための土台は徐々に整いつつあります。これからのSRGタカミヤグループの飛躍に、どうぞご期待ください。

設計会社

SRGタカミヤグループ紹介(4)

設計会社

キャディアン

ベトナムに子会社を持ち、日本語を話せる現地スタッフが100名程度在籍(2014年12月末)。
図面の読み書きができるうえに、現地ワーカーに指示を出せるスタッフは貴重であるとの評価。今後さらに増員し、現地プロジェクトの上流から関わっていく戦略をとっていく。

エスアールジータカミヤ株式会社 取締役 兼 執行役員経営企画室長 安田 秀樹

プロフィール

エスアールジータカミヤ株式会社
取締役 兼 執行役員経営企画室長

安田 秀樹

1990年に入社し、社長室に配属。経理・財務を十数年経験し、2002年よりIPO担当者として社内整備および審査実務を担当。その後、経理部長を経て2010年には経営企画室長に就任し、数社のM&Aを担当する。現在は、中期経営計画立案、予算管理、グループ会社管理、グループ組織再編、M&A、海外事業準備支援など、経営企画に広く携わる。

※社名は公開当時のままで掲載しております。所属・役職名は公開当時のもので、異動・退職している場合もありますが、ご了承ください。