TAKAMIYA Magazine タカミヤグループの「今」がわかるWebマガジン

タカミヤグループの「今」がわかるWebマガジン

一覧へもどる

【機材管理のグループ戦略】機材センター、人員のグループ間共有でシナジー効果を促進していく。【機材管理のグループ戦略】機材センター、人員のグループ間共有でシナジー効果を促進していく。

機材センターの人員数は、SRGタカミヤの社員数とほぼ同数。
営業、管理系部署と、円滑な協力体制を。

エスアールジータカミヤ株式会社 取締役兼執行役員 機材管理本部長 松井 隆志

私たちの事業である仮設レンタル業には、仮設機材を保管しておく場所が必要です。SRGタカミヤでは、全国24ヵ所(2014年11月末時点)に機材センターを構え、約570億円相当の機材を保管・管理しています。機材センターの役割は大きく分けて2つあります。ひとつは、顧客へ貸し出す機材の出荷手配です。お客様からの発注に対して、「供給できない」ということがあってはなりません。資材が不足していれば機材運用部で購入して納入する、低稼動機材については廃棄を進めて高稼動機材を買い増すといったことを行います。もうひとつは、返納いただいた機材の整備です。現場で使用された機材には、コンクリートが付着したり、湾曲したりといったことが起こります。それを整備し、安全に使用できる品質を維持することも重要な業務です。顧客ニーズに応え、高品質な機材を供給し続けることが、機材センター、ひいてはそれを運営する機材管理本部に求められる役割だと考えています。

機材管理本部を構成する
3つの部署

機材運営部

機材の管理を担う部署。
お客様からご注文いただいた機材を出荷し、レンタル終了後の返納受付を担う。
また、返納された機材について整備・修理を行い、再出荷可能な状態にする。

機材運用部

機材を調達するとともに、各機材センターの在庫バランスを管理する部署。受注状況に合わせて、保有機材の拠点間移動、追加仕入れを行う。その他、新製品や新規部材の調達、低稼動機材の廃棄・高稼動機材の買い増しなども実施。

品質管理部

仮設工業会が定める品質基準を上回る、SRGタカミヤ独自の厳しい品質基準を策定、検査する部署。顧客からのクレームが発生した場合には、それを分析し。再発防止のための対策実施などを担う。

ムリ・ムラ・ムダなく安全に。東海木曽岬センターをフラッグシップに、さらなる「改善活動」へ。ムリ・ムラ・ムダなく安全に。東海木曽岬センターをフラッグシップに、さらなる「改善活動」へ。

2008年に品質管理部を立ち上げ、2012年に機材管理本部長に就任して以来、まだまだ道半ばではあるものの、多少なりとも手応えを感じられる部分も表れてきています。中でも東海木曽岬センターは、こちらの指導内容に対する理解はもちろん、独自の工夫も垣間見える良い現場だと感じます。たとえばカメラシステムについても、入出庫時の荷姿の撮影によって機材の入出庫状況を管理するとともに、センター内の区画に番号を振ってトラックを誘導するなど、うまく活用できているのではないでしょうか。その他製品ヤード、未整備ヤードの区分け、安全性を意識した1レーンでの入出庫など、さまざまな取り組みがあります。こうした体制を整えておくと、日々の安全面はもちろん、繁忙期に大きな効果が表れると思います。

センター内は一方通行。1レーンでの入出庫を実現している。

1レーンでの入出庫、稼働率を意識したレイアウト。
製品・未整備ヤードの区分けも明確に。

出荷時には、検査台を利用して積荷のチェックを行う。
高さ制限も同時に確認。

さらに機材センターの改善を加速させるべく先月からスタートしたのが、外部コンサルティングを招いての「改善活動」プロジェクトです。毎月の定例会議でさまざまな活動を報告し、指導を受けて改善していくというサイクルを1年間繰り返していきます。掲げるテーマは、「職場環境」「入出庫」「生産性の向上」「労務」の4つ。まずは「職場環境」の「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」を徹底していきます。社員はもちろん、協力会社の方々にもご協力いただきながら、全センターに浸透させていければと考えています。東京五輪にまつわる建設ラッシュも、2018・2019年頃には落ち着くでしょう。そのあたりをリミットと考えるならば、今からムリ・ムラ・ムダを省いて生産性の向上に努めていかなくてはなりません。新しい整備機器の導入なども含め、今投資しておく必要があるのです。

センター、人員のグループ間共有でシナジー効果を促進。
安心感あるセンター運営で、継続取引につなげていく。

グループ各社での機材センターの共用、および人員の流動性の向上に取り組むことで、機材管理本部を軸にグループ連携を高めていくことも可能だと考えています。たとえば、新建ナガキタという新潟のグループ会社の関東進出に際しては、SRGタカミヤの機材センターを共用できるよう体制を整えました。また、運送会社のヒラマツについても、弊社のセンターに営業所を設けていただき、関東一円の当社手配便を一任する形に。人材についても、弊社のセンター長、東京支店業務長を出向させるなど、ノウハウを持った人材を投入。現在4社のグループ会社が機材センターを何らかの形で活用しての協業に取り組み、商圏の拡大、サービス拡充などを推進しています。機材センターの活用によって安定供給を実現し、顧客からの安心感を獲得できれば、グループ各社の信頼度はさらに高まっていくでしょう。
継続取引していただくためにも、機材センターへの信頼感獲得は欠かせません。最初の取引は営業の力、しかし一回切りで取引が終わってしまったなら、それは製品を供給する機材管理本部の責任だと考えています。足場をはじめとする仮設機材を供給する以上、「万が一」があってはならないのはもちろん、センターそのものの姿も運送業者の方を通して伝わるものと考え、お互いが気持ちよく仕事できる環境づくりを徹底する必要があります。継続して選んでいただける企業となるために、品質を高め、供給サイクルを保持していく、そしてそれがグループ全体に波及して連携につながっていくという形を目指していきます。整理・整頓ひとつとっても、奥が深く簡単ではありませんが、責任の大きい部署であることを自覚し、改善を推進していかなくてはならないと感じています。

エスアールジータカミヤ株式会社 取締役兼執行役員 機材管理本部長 松井 隆志

プロフィール

エスアールジータカミヤ株式会社
取締役兼執行役員 機材管理本部長

松井 隆志

1981年、新卒として第1期で入社。
その後、大阪支店営業課長、フリーリールーフ営業部部長などの営業管理職を歴任。その後、2006年経営企画室部長として商品開発に携わるようになり、2008年には品質管理部の立ち上げを一任される。2012年に執行役員機材管理本部長に着任し、機材管理本部全体の改善活動に邁進する。

※社名は公開当時のままで掲載しております。所属、役職名は公開当時のものです。