開業後1年の来場者数で、東京スカイツリータウンを上回る5300万人を記録した人気施設『グランフロント大阪』。2014年8月、そのタワーB棟27階にSRGタカミヤグループの新オフィスが誕生しました。ここには、在阪グループ会社を中心に5社が入居。中期経営計画にも掲げる『グループシナジー効果』を実現する仕組みがふんだんに採用された新オフィスをご紹介します。
施設紹介
エントランスEntrance
扉を開けると、明るく広々とした空間が広がるエントランス。黒を基調とした落ち着いたエレベーターホールから一転、遮るもののないオフィス、全面ガラス窓のパノラマへと視界が開けます。あえて入り口から遠い窓側に来客席を設けたのは、この眺望が「お客様へのおもてなしの一環となれば」との想いから。
営業スタッフ・ワークスペース(ダイナーブース/ミーティングテーブル/スタンディングテーブル)Work Space
営業スタッフに固定のデスクはなく、バラエティーに富んだワークスペースの中からシチュエーションに応じて自由に選べるフリーアドレスを採用しています。これによってペーパーレス化を促進。支給されたタブレットとスマートフォンで、オフィス内はもちろん外出先でも仕事に取り組むことが可能です。
また、フロア内のデスクは全てキャスター付きで、レイアウトも原則フリー。睡眠時間を除けば、自宅よりも長時間を過ごすオフィスだからこそ、個々人が心地よいワークスタイル・働き方を自由な発想で作り上げてほしいというコンセプトがあります。
コミュニケーションスペースCommunication Space
カフェ風のコミュニケーションスペースは、仕事はもちろん歓談スペースにも。簡易なスタンディングミーティングや、朝礼・月例会などの社内イベントにも活用されます。
ガラス張りのミーティングルーム(来客席/会議室/打ち合わせブース)Meeting Room
来客席を含めた全打ち合わせブースはガラス張り、もしくは壁を取り払った構造となっています。
これによって、自然と情報伝達がスピーディに。
「見せる」「見られる」を意識することで、各ブースに開放感と緊張感をもたらし、意識変革を促します。
プロジェクター/
ディスプレイモニターProjector/Display monitor
新オフィスには、全17ヵ所にプロジェクターあるいはディスプレイモニターが設置されています。各モニターには、ワイヤレス画面共有システムによって、すぐに手元の端末の画面を投影することが可能。社内の至る所でいつでもプレゼンテーションを行うことができます。一部壁面はホワイトボードとなっているため、投影した画面に書き込みながら議論することも可能です。
方針だけでは人は動かない。
「攻める営業」への転換を促す環境づくり。
今回のオフィス移転は、将来の事業拡大に伴うフロア面積の拡張性、防災面の不安の解消といった事情もありましたが、分散していたグループ会社を集約することで、「グループシナジーを最大限に発揮するためにも、横断的な情報共有を可能にする環境をつくる」というのが大きな理由です。それにより、取引先の要望を聞き出していかに答えるかという「受ける営業」から、取引先の潜在化した要望を先取りして提案できる「攻める営業」への転換を促す環境づくりを図りました。グループ各社間の壁やパーティーションを一切なくし、至る所に設置されたプロジェクター等で即座にミーティングを行えるようにしたことなどは、その象徴ではないでしょうか。
いくら方針を示しても、指示だけでは遅々として進みません。
だからこそ、グループシナジーを実現できるような環境づくりというのは、最も意識した部分です。グループ会社のスペースにパッと行って、「お帰り、どうだった?」「こうだったよ」と面を向かって話をする。ちょっとしたことですが、「攻める営業」へのヒントはそうした中にたくさんあるのだと考えています。
プロフィール
エスアールジータカミヤ株式会社
総務部長
西橋 康市
1989年入社。総務部において新卒採用、ISO9000導入、上場準備プロジェクト等に取り組む。2007年、総務部長に就任。
現在は、総務、人事を統括。今回のオフィス移転にあたっては、その企画および作業計画を総務部の陣頭に立って尽力した。
※社名は公開当時のままで掲載しております。所属・役職名は公開当時のもので、異動・退職している場合もありますが、ご了承ください。