杭基礎の設計で、「実施設計に入った途端に杭断面や基礎梁が大きくなった」「現場で納まりが悪く、施工に手間がかかった」といった声を耳にすることは少なくありません。
実際に設計の際に基本設計からお手伝いをさせていただいていると、実施設計になった途端に条件が厳しくなったケースがいくつもありました。
こうした想定外は、実は“設計段階の「フェーズ間ギャップ」”が原因であることがほとんどです。
本記事では、「基本設計」と「実施設計」の違いに着目し、その構造的なズレを解消するための有効な解決策──キャプリングパイル工法/キャプテンパイル工法(以下CP工法/CTP工法)についてご紹介します。
杭基礎設計には、大きく分けて「基本設計」と「実施設計」の2つのステージがあります。
この2段階の設計で食い違いが生じると、杭径の過剰設計や基礎梁の肥大化、施工トラブルにつながる恐れがあります。
なかでも以下の3点は、杭基礎における見落とされがちな落とし穴です。
課題①:杭断面の増加
課題②:基礎梁断面の増加
課題③:杭頭接合部の納まりの悪化
先程挙げた3つの課題に対して、CP工法/CTP工法は解決に繋がる提案が出来ます。
解決①:杭断面の増加を抑える
解決②:基礎梁断面の過剰設計を防ぐ
解決③:杭頭接合部の納まりと施工性を改善
杭基礎における「基本設計」と「実施設計」には構造条件や精度の違いがあり、そのギャップが杭径の過剰設計や基礎梁の肥大化、納まりの悪化を引き起こす要因となります。これにより、コスト増や施工の難易度上昇が発生するケースも少なくありません。
こうした課題に対し、CP/CTP工法はモーメントを低減し、設計の過剰化を抑制。
納まりもシンプルになることで、構造設計と現場施工の“しんどさ”を軽減します。
設計の現場では、基本設計・実施設計を問わず、条件の変更や再検討が避けられない場面も少なくありません。
その中で、膨らんでしまった杭径や基礎梁に対し、CP/CTP工法は設計の柔軟性を広げる有効な選択肢になることもございます。
もし現場でのお困りごとやご相談があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。