
日本の農業を、もっと強く。
タカミヤの農業への想い
栽培環境をコントロールでき、安心して利用できる丈夫な農業用ハウスは、作物の安定供給を考えるうえでも重要です。私たちタカミヤは、これまでになかった農業用ハウスなどの製品および周辺サービスを提供することで、一般の生産者様から農業生産法人、新規参入企業まで、すべての生産者が抱える生産コストや経営面での不安などさまざまな問題の低減に努めていきたいと考えています。そうすることで農業に対するアプローチの多様化を促進し、日本の農業を強くする環境づくりに役立てるものと確信しています。
3つのメリット
タカミヤがご提供する農業用ハウスの大きな特長は、「低コスト」かつ「丈夫」であること。
また、農業用ハウスの施工ノウハウを有する工事会社ネットワークを構築することによって、
施工スピードの向上を実現します。

風にも雪にも強く
近年頻発する風害や雪害など各種気象災害に応じた構造計算、品質試験を実施。各種法令等で定められた基準への到達のみならず、実際の使用環境を考慮することで気象災害発生時の被害を最小限にとどめます。

万一の事態にも強く
工事会社ネットワークにより、全国での迅速な農業用ハウス施工を実現。気象災害などで農業用ハウスを再建する必要が生じた場合も、スピーディな施工対応によって栽培できない期間の最小化に努めます。

経営の持続性も強く
仮設機材の開発で培った構造計算ノウハウと独自の金属加工技術によって、強度とコスト削減を両立。強度試験、荷重試験、引張試験を徹底することで、安全・安心な製品の供給に尽力しています。
事業紹介
「設計」「製造」「施工」、全行程を一貫対応。
タカミヤでは、シンプルで取り扱いやすいパイプハウスや高性能を誇る鉄骨ハウスなどをラインアップ。設計から製造・施工・アフターメンテナンスに至るまで、一貫体制によって最適な栽培空間をご提供しています。
「足場」をはじめとする仮設資材・建材の製造で培った「ものづくり」の技術を活用することで、災害にも負けず、安全に使用できるハウスつくりに取り組んでいます。
鉄骨ハウス設計・製造・施工


パイプハウス設計・製造・施工

製品紹介
特許出願済
鉄骨ハウス
栽培環境のコントロールと、
周年栽培に最適
ニーズに合わせて選べます



丸屋根型ハウス
G-Castle Neo48
屋根のアーチに48.6φ鋼管を
使用した丸形ハウス
一般社団法人 日本施設園芸協会の構造指針に基づいた設計。極力日影となる鋼材を減らし、堅牢でありながらより採光性の高い環境を実現。根面のアーチに汎用性の高い48.6φ足場鋼管を採用し、建設コストを低減。換気性も高く、ハウス内の環境制御や高温対策に取り組みやすい仕様。
耐風速 | 40m/s~50m/s |
---|---|
耐積雪 | 20kg/㎡ |
作物荷重 | 15kg/㎡ |
間口柱 ピッチ |
8.0m |
奥行柱 ピッチ |
4.5m |
アーチ ピッチ |
1.5m(F-Clean) |
標準軒高 | 3.2m~4.0m |
圃場 有効高 |
2.7m~3.5m |
---|---|
屋根 | 硬質フィルム(F-Clean) |
壁面 | POフィルム (F-Cleanなどの硬質フィルムも可) |
天窓 | 両側全面 |
カーテン | 2軸2層谷引き傾斜張 (妻引平張、谷引平張も可) (上層:遮光、下層:保温) |





日本型大型モデルハウス仕様
G-Castle ProⅠ
施設園芸協会 日本型大型(1ha)
モデルハウス仕様
一般社団法人 日本施設園芸協会が推奨する「日本型大型(1ha)標準モデル」に準じ、開発した新型ハウス。高軒高でありながらアーチピッチを極限まで広げ、高い採光性を確保。大きな空間、高換気効率、高採光性を実現。
耐風速 | 40m/s~50m/s |
---|---|
耐積雪 | 20kg/㎡ |
作物荷重 | 20kg/㎡ |
間口柱 ピッチ |
8.0m |
奥行柱 ピッチ |
5.0m |
アーチ ピッチ |
2.5m |
標準軒高 | 5.2m |
圃場 有効高 |
4.3m |
---|---|
屋根 | 硬質フィルム(F-Clean) |
壁面 | 複層ポリカ(硬質フィルム、POフィルムなども可) |
天窓 | 両側全面 |
カーテン | 2層妻引平張(上層:遮光、下層:保温) |





連棟型耐候性ハウス
G-Castle ProⅡ
強さと広さを兼ね備えた、
2つ屋根の高軒高グリーンハウス
間口8m、奥行4m単位での連棟が可能で、大規模栽培に最適。高軒高でトマトやパプリカなどハイワイヤー方式の作物に適し、両面天窓を採用しており換気効率が高く、環境制御システムの導入に最適。トラス梁仕様なので養液や固形培地などのハンギングガター方式が可能です。2層カーテンのオプションも搭載可能。
耐風速 | 42m/s |
---|---|
耐積雪 | 50kg/㎡ |
作物荷重 | 25kg |
間口柱 ピッチ |
8.0m |
奥行柱 ピッチ |
4.0m |
アーチ ピッチ |
1.33m |
標準軒高 | 3.5m~5m |
---|---|
圃場 有効高 |
2.8m~4.2m |
ハンギング | 有り |
トラス | 有り |
対象作物 | トマト、イチゴ、 パプリカ、キューリ、 ナス(養液栽培)etc |





鉄骨アーチ型ハウス
G-Castle TRH
汎用性が高い
耐候性グリーンハウス
間口6m、奥行2.5mもしくは3.0m単位での連棟が可能。栽培空間を有効に確保できるので、いちごの高設栽培やトマトの土耕栽培に最適です。また、谷換気と側面換気を併用でき、温度や湿度のコントロールが容易(谷部の換気は多雪地域では対応できません)。2層カーテンのオプション搭載可能(谷引、妻引共に可)。
耐風速 | 45~50m/s |
---|---|
耐積雪 | 40-50kg/㎡ |
作物荷重 | 0-15kg |
間口柱 ピッチ |
6.0m |
奥行柱 ピッチ |
2.5m , 3.0m |
アーチ ピッチ |
0.5m |
標準軒高 | 2.5m~3.2m |
---|---|
圃場 有効高 |
2.4m |
ハンギング | 無し |
トラス | 無し |
谷換気 | 有り |
対象作物 | トマト、イチゴ、 パプリカ、キューリ、 ナス(養液栽培)etc |



特許出願済
パイプハウス
気象災害に負けない、
丈夫な企画型パイプハウス
日本施設園芸協会基準に基づいた独自の構造計算を行い、地域特性に合わせた3タイプをご用意。一般的なパイプハウスより一回り太いΦ31.8mm、Φ25.4mmの2種類のアーチパイプを標準採用。気象災害に負けない、丈夫で安心なハウスです。間口は6.3m、6.0m、5.4mの3パターン。栽培空間も広く確保し、ミニトラクターや耕転機を使用した省力化が可能です。また、日本施設園芸協会の構造診断を受けた耐候性タイプもご用意しました。
標準タイプ
連棟タイプ
連棟タイプ[間口6.0m連棟]
栽培環境の均一化が可能な連棟型パイプハウス。ハウス間の移動が省けます。冷房や暖房の導入も可能です。側面や谷部の巻上換気を取入れ、換気効率を上げることができます。
※谷部の換気は多層地域では対応できません。
アーチパイプ | φ25.4 φ31.8 |
---|---|
間口 | 6.0m |
奥行ピッチ | 500㎜ |
直管 | 7通り |
肩高 | 1.9m |
補強 | 大筋交 |
![連棟タイプ[間口6.0m連棟]](images/top/g_castle_pipe_03.jpg)
耐候性パイプハウス
「日本施設園芸協会基準」耐候性ハウス基準をクリア。日本施設園芸協会の構造診断を受けて耐候性ハウス基準を満たしていることが確認されたパイプハウス。積雪50kg/㎡をクリアした「積雪タイプ」と風速50m/sをクリアした「強風タイプ」の2種類を用意しました。
※上記強度は、スクリュー杭などの各種補強を前提としています。
![連棟タイプ[間口6.0m連棟]](images/top/g_castle_pipe_04.jpg)
[強風タイプ] | [積雪タイプ] | |
---|---|---|
アーチパイプ | φ31.8 | φ31.8 |
間口 | 6.3m | 6.3m |
奥行ピッチ | 500㎜ | 500㎜ |
直管 | 7通り | 7通り |
肩高 | 1.85m | 1.85m |
耐風速 | 50m/s | 40m/s |
耐積雪 | 30kg/㎡ | 50kg/㎡ |
補強 | X-タイバー+陸梁 | X-タイバー+陸梁 |
![連棟タイプ[間口6.0m連棟]](images/top/g_castle_pipe_04.jpg)
施工実績




ゆめファーム全農SAGA
佐賀市でキュウリの大規模栽培を行う「ゆめファーム全農 SAGA」は、JA全農による多収技術と経営の営農実証プロジェクト3例目の施設です。
目標年間収量は、ハウス内の土耕区で45トン、水耕区で50トン。「30トンでも良好」といわれるキュウリの年間収量としては、異例の目標値となります。土耕栽培と養液栽培の2方式を採用して収量比較などを行い、そのノウハウを全国のキュウリ生産者にフィードバックすることが目的。日本の農業の未来を創出する一大プロジェクトの基盤となる施設を、資材供給、設計、建設から内部の環境制御設計まで、ワンストップ受注しました。
オランダ生まれの構造『ダッチライト型』を採用
間口1つに対して屋根が2つあり、換気効率と採光性が高く、大規模栽培に最適な構造。屋根を支える垂木ピッチを広げることでさらに採光性を高め、地震や台風が多い日本仕様に合わせて部材を設計し高耐候性ハウスを実現。
隣接工場から排熱蒸気とCO2を供給する
環境配慮型施設
排熱蒸気は暖房に、CO2はハウス内の配管を通じて植物に施用。水は敷地内から出る井戸水を使用。また、暖房、CO2、潅水、天窓、カーテンを環境に合わせて最適に制御します。今まで日本になかった先進的な施設です。

導入製品「G-Castle鉄骨ハウスProII」
施設面積 | 10,176㎡ |
---|---|
圃場面積 | 養液区4,704㎡/土耕区4,704㎡ |
ハウス軒高 | 5m |
間口柱ピッチ | 8m |
奥行柱ピッチ | 4m |
INTERVIEW

タカミヤ 久留米支店
増永 所長
施設園芸への挑戦者として、
最先端技術・設備を積極導入。

タカミヤ 久留米支店
増永 所長
JA全農様からは、価格における優位性とあわせて、施設園芸への新規挑戦者としての積極性を評価いただいたと伺っています。『ゆめファーム全農SAGA』は国内初事例となる最新設備の供給など、日本の農業の未来を創出するプロジェクトです。
施設で使われる資材と環境制御機器は、施設園芸先進国であるオランダのノウハウを積極的に取り入れつつ、当社の持つ金属加工技術と施工力を最大限に活用して、日本の気候条件に合わせた仕様にしています。最先端の技術を取り入れ、タカミヤが企業グループの力を集結した集大成が『ゆめファーム全農SAGA』です。
今後も農業支援の為にハウスの建設だけでなく、様々な施設園芸モデル・サービスを提供していくことで生産者様の幸せに貢献したい、それがタカミヤの願いです。今後も農業分野でこれまでになかった製品や周辺サービスを提供し、農業の抱える様々な問題の低減に努めていきたいです。
※所属・役職名は公開当時のもので、異動・退職している場合もありますが、ご了承ください。